しゃべりたくなる英語クラブSOJIが、この日も楽しく開催されました。

制作中の英語劇。

寝坊したお兄ちゃん(さく)が、「熱がある!」と仮病けびょうを使おうとしたところの続きです。

 

「私は、お父さんが『うそだろ!早く学校へ行け!』って言うのがいいと思います。」

 

「私は、お父さんが『ママ、だまされるな!きっとうそだ。』がいいと思います。」

 

そこで、二つの意見をして、

「ママ、だまされるな。さく、早く学校へ行け!」を英訳することになりました。

 

と、ここで、Mr.Ozawaミスターオザワが、

「う〜ん・・・」

と、声を出しました。

みんなが一瞬注目いっしゅんちゅうもくしましたが、Mr.Ozawaミスターオザワは、

「いや。いいよ。何でもない」

と言いました。

 

ここで、グーグル翻訳ほんやくで調べます。

「ママ、だまされるな!」は‘Momマム , Don’tドント beビィ fooledフールド.’だって。

 

この日のレッスンが終わった後、このクラブの講師である私(松浦)とMr.Ozawaミスターオザワで話し合いました。

 

小澤「たぶん、ネイティブならYou’reユーァ kiddingキディング meミィ.(冗談じょうだんだろ)だと思う」

松浦「あぁ、なるほと。だから、さっき『う〜ん』って声出したんだね。」

小澤「日本的な会話を英訳するならDon’tドント beビィ fooledフールド.でもいいけど、ネイティブだと、もっとシンプルな言い方になると思うんだよね。日本語を英訳していると、すごく受動態が多くなっちゃうんだよ。だけど、子どもたちの考えを否定しちゃうのは悪いと思って、あの時は言わなかったんだけどね」

 

そうです。講師も迷いながら、考えています。全くクラブ員と同じレベルでは困りますが、私たちは英語のネイティブスピーカーではありません。しかし、英語のネイティブスピーカーでなければ、英語を教えてはいけないとは考えません。

 

グローバル化している社会の中で、「英語が話せる」ということが世界の標準になっています。しかし、世界中のみんなが英語をネイティブスピーカーとして話している訳ではありません。日本的な会話を英語で話す人もたくさんいることでしょう。ですから、今回のように’Don’tドント beビィ fooledフールド.’のようないわゆ日本語英語もありだと思います。そして、次回の英語クラブの時に、’You’reユーァ kiggingキディング meミィ.’という言い方も伝えてみようと思います。

 

共に考え、学ぶ仲間を作ることが、「クラブSOJI(素地)」の目標なのです。

 

繰り返しになるかもしれませんが、クラブSOJI(素地)は、正解を教えてそれを暗記させることが目的ではありません。学び方の素地を養い、生涯に渡って学びながら、人生を豊かにすることを目的としています。

 

あなたもクラブSOJI(素地)で一緒に学びませんか?