※このブログは2021年11月22日に投稿したものですが、ホームページのリニューアルに伴い再投稿しました。
「しゃべりたくなる英語クラブSOJI」の第1回が開催されました!
英語に親しむ
まずは英語に親しむために、英訳絵本の読み聞かせです。
「ありがとうの本」は英語クラブSOJIの講師である小澤さんが英訳した本です。
次は小澤さんが「Peek a Boo(いないいないばぁ)」を読みました。Aさんも「Peek a boo」をやってみます。
家に帰ったら
今日のテーマは「家に帰ったら」です。日本では「ただいま!」「おかえり!」が挨拶ですが、アメリカではそういう習慣はないそうです。
子ども:Hi!Mamy.
お母さん:Hey!How was your day?(今日はどうだった?)
というように会話が始まるのだそうです。
応え方は、It was ○○○.
○○○にはfine(気分が良い)やso-so(まあまあ)など、その時の気分を表す言葉が入ります。
Aさんに、今日の一日を思い出してどんな気分が当てはまるか聞いたところ、
Aさん:It was alright.
と応えてくれました。
その理由を日本語で聞いてみると、
Aさん:「体育は面白かったんだけど、給食に出たアップルパンがあまり好きじゃなかったから」という応えでした。
「体育が面白かったから」は、この日のレッスンシートに例示してあったので、
Aさんに、Because P.E. was fun.と読んでもらいました。
スマホを活用!
そして、スマートフォンを取り出して、グーグル翻訳を開き、Aさんに手渡します。
私:「『アップルパンは好きじゃない』って、スマホに向かってしゃべってごらん。」
Aさん:「アップルパンは好きじゃない」
すると、スマホ上に「I don’t like apple bread.」と表示されました。
スピーカーマークをクリックすると、英語で読み上げてくれます。
もちろん、グーグル翻訳が万能ではないことは承知していますが。身近なツールとして利用できるようにしたいのです。しかも、先生から教えてもらうのではなく、自分で調べるというスキルを身に付けさせたいのです。自分のスマホを持っている子は少ないですが、ほとんどの保護者はもっています。子どもが「英語で何と言うのだろう?」と疑問に思った時に、保護者のスマホを借りて調べるようになったら、英語が身近になると思っています。しかも、近い将来に子どもたちがタブレットパソコンを持ち帰るようになれば、そのタブレットパソコンの活用の一つになります。
レッスンシートの裏面に英語用の罫線を印刷してあります。そこにI don’t like apple bread.と書き写します。
子どもは英語が「しゃべれる」というのも嬉しいですが、「英語が書ける」ということもうれしいことです。しかも、書き写しながら、単語一つ一つの意味も確認することができます。
私:「breadって何だと思う?」
Aさん:「えっ?breadって何
私:「apple breadって書いてあるね。apple</rubyは?」
Aさん:「りんご」
私:「そう。じゃあ、apple breadは?」
Aさん:「え!じゃあ、パン?」
私:「そう!」
学んだことを身に付けるために
第1回の今回は「気分を表す言葉」を自作トランプにして神経衰弱をしました。トランプにはgreat, fine, so nice, so–so, not goodなど13種類の気分を表す言葉が書かれています。それを裏返して散らばせて、2枚めくって同じ言葉なら、そのカードがもらえるというゲームです。
このゲームは、めくったカードを必ず声に出して読むことができます。そして、そのカードがどこにあったかを暗記しようとするので、自然と言葉も覚えられるという寸法です。
また、同じカードを引き当てることができたら「Good job!」や、たまたま偶然に同じカードを引いたら「Lucky!」など日常の会話で使える言葉もトランプゲームをしながら伝えることができます。
このように、学んだことを遊ぶように身に着けられる工夫を用意しています。
英語がしゃべりたくなる
子どもは新しく学んだことは使ってみたくなります。
家に帰ってさっそく「Hi! Mamy.」と使ってみたくなることでしょう。
そして、家族で「How was your day?」と質問し合ったら素敵だと思うのです。大人は「英語なんてわからないよ」と言わず、スマホを出してグーグル翻訳で子どもと一緒に調べて欲しいと思います。
日常の場面で使いたくなる英語。それが英語をしゃべりたくなる一番の近道だと思います。